古くなったiPhoneの活用法。お金を払わなくても通話する方法。

 もうあと少しで今年も終わりですね。こんにちはK4です。

 さて、今回は前回でもちょっと書いた「古くなったiPhoneの活用法」を書いてみたいと思います。
 まぁ、ほとんどの人は新しい携帯やスマホを買ったときに「下取り」という方法で引き取ってもらうと思います。もしくはリサイクルショップに買い取ってもらうとか・・・。現金に換えるわけですね、正直これが一番利口な方法と思います。Appleでも下取りできます。
 ただ、中には他の家族が使ったり、iPodがわりに使ったりと他にも有効な活用方法はたくさんあります。

 そこで今回うちでは古いiPhone 5sを子供に渡すことにしました。といってもまだ携帯を持たせるのは早いですし、トラブルなども不安です。お金もかかることですので、回線は契約せず、家限定で使わせることにしました。
 といいますのも、諸事情により家で留守番をさせる機会が増えることになりまして、私ども夫婦も共働きですので、留守番時の万が一の時に使える固定電話がわりに使わせることにしました。回線を契約しないでどうやって?と思う人もいるかと思います。実はこれには無料通話アプリとwi-fi環境があれば実現します。自宅以外のwi-fiに繋がらないようにすれば、自宅外に持ち出すこともなく目の届く範囲で使わせることが可能です。
 もちろんiPhone以外のスマートフォンでも対応します(と思います)。

 では詳しい手順を教えましょう。

 まず、古いiPhoneを初期化します。多くの機種では「設定」、「一般」から「リセット」を選択します。リセット内容は「すべてのコンテンツと設定をリセット」を選択しましょう。当然ですが、新しいiPhoneにデータが引き継がれているか確認してくださいね。

 次に子供用のApple IDを取得します。
 Apple IDは18歳未満の方は独自に取得できませんので、親のiPhoneから取得します。
 「設定」から「Apple ID、iCloudiTunesApp Store」という多分自分の名前が表示されている項目があると思います。そこをタップします。
 そこにある「ファミリー共有」から「ファミリーメンバーを追加」をタップ。
 「子供のアカウントを作成」をタップし、必要事項を記入しアカウントを作成してください。
 ここで作成したアカウントは将来子供がファミリー共有から独立しても使える内容ですのできちんと作っておいて問題ないと思います。当然アカウント名やパスワードはきちんと管理してください。
 ちなみに子供のアカウントから「承認と購入のリクエスト」のオプションをオンにしておくと、親が承認をしないとアプリをインストールできなくなりますので勝手に購入して請求が来るということなどから回避できます。

 子供のiPhoneで先ほどのApple ID、パスワードを入力し、wi-fiに繋ぎます。

 次に無料通話アプリをインストールします。先ほどの「承認と購入のリクエスト」をオンにしておくと、親のiPhoneに承認のメッセージがきます。親が承認をすると子供のiPhoneでインストールが始まります。
 当たり前ですが、ここでインストールした無料通話アプリは親のiPhoneにもインストールする必要があります。
 今回インストールしたアプリは「LINE」です。私はセキュリティーの観点からこのアプリは信用できないのでインストールしていなかったのですが、今回仕方ないので渋々インストールしました。もちろんアプリにデータを拾われないようにほとんど許可せず、家族通話専用にしました。

 次に「Facebook」の登録をします。「LINE」を利用登録する際、回線がなくて電話番号での登録は不可能ですので、「Facebook」で登録します。

 「Facebook」の登録においては、本名などでの登録もいいですが、うちでは将来子供が自分でアカウントを作るであろうと考慮し、捨てアカウントとして作成しました。もちろん「LINE」も捨てアカウントとして登録します。「Facebook」と「LINE」の紐付けが将来どう影響するのかわかりませんので・・・。ただ利用規約違反になると思うので自己責任でお願いします。

 「Facebook」登録時には電話番号もしくはメールアドレスが必要になります。「Facebook」登録後、プロフィールの画面から登録内容は即削除しました。

 無事に「Facebook」のアカウントを作成したら、「LINE」アプリを立ち上げます。新規登録から「Facebook」を選択。「Facebook」でのアカウントとパスワードを入力し、その後「Facebook」で作成した名前でログインと表示されるのでタップしましょう。

 これで無事インストールして無料通話を使えるようになりました。
 もちろん「LINE」では連絡先へのアクセスやメールアドレスの登録など個人情報流出になるような項目はすべてオフにしておきましょう。
 iPhoneの個別設定なども忘れずに。

 あとは友達追加から必要な人を個別に追加をし終了です。

 これで「LINE」を使って、無料通話やトークができるようになりました。トークはSMSがわりに使えるので、子供からの定期連絡(ただいまとか)などに使うのも良さそうです。当然文字が打てるように練習させないとなりません。

 今回子供に渡したiPhone 5sですが、古い機種とはいえ、この度公開されたiOS 11にも対応していますので、まだまだ現役で頑張れます(うちはアップデートさせずにiOS 10で使用)。ちなみにSIMがない状態でOSのアップデートはできないので、アップデートしたいときは自分のSIMを差し替えてアップデートしましょう。アップデートが終わったらSIMを戻してね。
 懸念があるとすればiPhoneでの遊びすぎ。子供専用となったので、今まで親のを借りてやっていたことも気兼ねなく使えるようになったのでゲームや動画など見放題。うちではiPhoneのロック(パスワード変更)やwi-fi切りで対応しています。
 これで一人の留守番も少し安心できますが、遊びすぎという新たな問題が発生してしまいました。このへんは家族でルールを作るなりして、うまく活用してください。

 それではどーも、K4でした。